適切なフロンガス処理の必要性

オゾン層は、太陽からの皮膚の炎症や皮膚がんの原因となる紫外線の多くを吸収し、地上の生態系を保護する役割を果たしています。

しかし冷蔵庫、クーラーなどの冷媒や、プリント基板の洗浄剤として使用されてきたフロンなどの塩素を含む化学物質がほとんど分解されないまま大気中に排出されたことで、成層圏で塩素原子が増加し、オゾン層の破壊が進みました。

そこで日本も1985年に採択されたウィーン条約に加盟し、国内でもモントリオール議定書を適切に施行するため「特定物質の規制等によるオゾン層の保護に関する法律」が施行され、2001年には、「特定製品に係るフロン類の回収及び破壊の実施の確保等に関する法律」が採択されました。